なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

NO1営業が教える、キャバ嬢売り上げUpテクニック。TOP営業マンの仕事ぶりをキャバ嬢に置き換えてみた

秋の夜長にこんばんは。

先日、大手商社の営業の方とお話しする機会がありました。そこで聞いた営業ノウハウを、「働くお店選び」という視点でキャバ嬢向けに引き直してお伝えしたいと思います。

 

さて、営業に限らず物事を動かすにはまず「ゴールの設定」が必要になります。営業で言うならば何の為に商品を売るのか、はっきりさせておくということ。

もちろん単純に利益を上げるためである場合が多いでしょう。

しかし同じ利益増大でも、短期的な利益ではなくブランドイメージ向上を狙う場合、えげつない売り方は好ましくありません。

キャバクラで働く理由は大抵金銭を得るためですので、今回は「より多くの収入を得ること」をゴールに据えますが、人によっては「有名になること」「綺麗になること」がゴールになる可能性もあります。

 

それでは、ゴール設定が完了したところで、本題へ。

夜の蝶向けの接客マニュアル本などが多数出版されている事実が示す通り、キャバ嬢自身の接客スキルは売上に最も大きく影響する要素です。

しかし、売上向上の方法は接客スキルを磨くだけではありません。

キャバクラの数は星の数ほどあります。

「自分の商品価値を高め、継続的に売れる店舗」を探すこと。

求人広告の保証時給を鵜呑みにして、実際入店してみると前よりも時給が下がったなんてことはありませんか?

そんなことを防ぐお店を探すポイントを以下でご紹介致します。

 

①商品分析

例えば、ちょっと前までは羽振りのいいお客さんの代名詞だった証券マン。彼らはさまざまな特徴を持った証券を売りさばいています。

(滅多に存在しませんが)誰が見ても利回りの良い証券A、株主優待が豪華な証券B、その企業の商品が好きで応援するために買われることが多い証券Cなど…

 

キャバクラは販売接客業。商品は自分自身とドリンクやフードです。

お酒や料理の美味しさやでキャバクラを選ぶ人はあまり居ませんので、もちろんメインはキャストそのもの。

そこで考えなくてはならないのが、自分のセールスポイント。

キャバ嬢は「飲むか喋るかヤラせるか」とよく言われますよね。

私達はお店を決めるにあたり、まずは面接をする黒服や店長に、次にお客様に自分を売り込みます。

その際、自分で自分の商品価値を提示できなくては意味がありません。

 

自分が誰にでも通用する美人+性格なのか(証券A)そうでないのか。

証券Aは当たり前ですが、売るのは楽です。どこの店を選んでもそれなりに稼げるでしょう。

例えばいつもお客様の悩みを相談されアドバイスを求められるようなタイプのキャバ嬢は、ただの会話に「相談に乗ってもらえる」という付加価値を提供しています。または「指名すればヤラセてくれる」というのも株主優待ならぬ指名客優待ですね。(証券B)

大して可愛い訳ではないのに、なぜか指名客の多いキャバ嬢も居ます。ヘルプで付いて指名嬢の魅力を聞くと「なんとなく応援したくなるんだよね」という回答が来ることも。

学生キャバ嬢には「学費の為に働いています」なんていうことをお客様に言って、「夢を一緒に叶えてあげる」的な男心をくすぐる人もいます。(証券C)

このタイプのお客様は「独占したい」欲が低く、同僚や部下を連れてきて売上に貢献してくれる人が多い気がします。

 

証券Aのキャバ嬢はもちろん滅多に居ません。

多くはお客様のニーズを読み取り、証券Bと証券Cを売る分けることになるでしょう。

たまに「私はどんなお客様に対しても素でいられるの♪」というキャバ嬢がいますが、市場価値がめちゃめちゃ高い訳ではない証券が誰でも買ってくれるはずはありません。

そういう子は無意識にキャラを変えられる才能があるか、単に自分に合うお客様しか残らなかったかどちらかです。(多分後者)

まあ、そのくらいの方が精神的にはいいのかもしれませんが…

 

②市場分析

自分の商品価値の分析が終わったら、次は市場選びです。

今度はアパレルに例えてみましょう。

例えばレースとリボンでふわふわ&ひらひらのロリータファッションのお店を出店する場合。

当然、品川ではなく原宿に店を出しますよね。

サラリーマン用のスーツを売るなら新橋、原色中心のB系服を売るなら渋谷というように、物にはそれに適した市場が存在します。

 自分のニーズはどこか見極めてください。

クール系美女で1対1のしっぽり会話が得意なら六本木、団体客とみんなでワイワイ盛り上げる系なら上野…という風に、地域によって大まかに特色があり、輝けるキャラクターが異なります。

①の商品分析と照らし合わせてみるといいでしょう。

得意なタイプのお客様も考えると、ターゲットとなる市場がより明確になります。

私は若いオラオラ系がとても苦手で、弁護士や教授などインテリ系を得意。そのため渋谷は避け、九段下や霞ヶ関に近い地域をターゲット市場としていました。

ちなみに間違いなく①の証券Aではないので、インテリ系が多いイメージがあるとはいえ六本木は候補外。

 

③値段設定

①②を検討した後、やっと最後に金額について考えるタイミングです。

お店を選ぶ時はどうしても求人広告の時給から入ってしまいがちですが、ご存知の通りキャバクラ求人に掲載されている時給はアテになりません。

そして、キャバ嬢の給料は時給がすべてではありません

指名料、同伴料、ドリンクバック、イベントバック。そして逆に給料から差し引かれるものとしては遅刻・欠勤の罰金、ノルマ罰金、ヘアメイク代、税金などなど。

これらを総合的に判断し、自分が一番稼げる条件のお店を探します。

高級店/大衆店の判断はもちろんですが、バックやノルマも注目すべきポイントです。

ドリンクをねだるのが上手でお酒に強い子なら、ドリンクバックが高い店。

上野にあるセット料金が同程度のお店3件に体験入店したことがありますが、ドリンクバックは100円〜400円と差がありました。

1日5杯週3出勤とした場合、差額300円×5杯×3日×4週=16000円/月の差が出ます。

指名は取れるけど客単価が低い子は、指名バックが高く売上制ではないお店を選ぶのがベスト。

学生キャバ嬢は時給が低めでもノルマの無いお店にすべきですし、オープンラストで飲むようなお客さんが多い場合は指名料が安くてもセット料金が高いお店を選ぶと良いでしょう。

ヘアメイク代が無料だったりドレスのクリーニング代を負担してくれたり、支出を減らすことを考えるのも大事。

 時給は高ければ高いに越したことはありませんが、どちらにしても保証期間が過ぎれば実力で勝負するしかありません。

ベース以外のところで少しでも稼げるお店を探すことが、きっちり稼ぐコツだと思います。

 

長くなりましたが、ポイントは全部で3つ。

商品分析、市場分析、値段設定。

すべてを総合して考えるのはとても時間が掛かるし面倒ですが、少しでもお給料UPに繋がることを願っています。

それでは良いFridy Nightをお送りください!

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