なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

なんちゃってキャバ嬢実録。実際お店によって働き易いとかあるの?今まで働いた店を比較してみた。

以前このブログで書いた「NO1営業が教える、キャバ嬢売り上げUpテクニック」が意外とアクセス数が多いため、今回は実際に私のキャバ時代のお店を細かく比較していきたいと思います。

私が3ヶ月以上務めたことのあるお店は以下の3店。

【1】上野E(3ヶ月/週2)

【2】歌舞伎町M(9ヶ月/週2)

【3】湯島C(6ヶ月/週3)

他は銀座 ・錦糸町・御徒町・六本木・東新宿などにちょこっと居たことがありますが、1ヶ月の給料が算出出来ない期間しか働いていないので今回は割愛。

【1】上野E

場所:上野仲店通りから少し離れたところ

服装:女子高生風の制服

嬢層:18〜23歳 美容系の専門学校・短大生やフリーター中心。

在籍:40人程度(レギュラー10人程度)

客層:20〜70歳 若い客から年配までさまざま。フリー:常連=6:4

[お店の詳細]

初めて本格的に働いたキャバクラ。それまでは錦糸町で探していたので、それに比べればオラオラ系が少ないのでやりやすかった。

女の子がわりと同世代でボーイさんもアルバイトが多く、部活のノリで楽しく働いている人が多い。ただ、癖のある変なフリー常連客が多く「あいつに付きたくない」という一心で他の指名客への営業を頑張った記憶がある。オサワリも横行していたらしく、ボーイが止めに入らないという理由でキャストが反乱を起こしかけたことがあった。

[選んだ理由]

①ドレスを着こなす自信が無かったため制服キャバクラが良かったため

②安めの時給で求人していたため(高い時給を設定しているお店は裏があると思っていた)

[辞めた理由]

①留学することになったため

②入れ込む系の客が増えたので切りたかったため。

*結論:安い価格帯の店は、客層もイマイチ。

【2】歌舞伎町M

場所:歌舞伎町の風林会館の近く

服装:ドレス

嬢層:18〜40歳 副業でOLやってる人もいたが、ほとんど夜1本。

在籍:15人程度(レギュラー10人程度)

客層:30〜70歳 落ち着いたサラリーマン中心。フリー:常連=1:9

[お店の詳細]

フリーが滅多に入らない店だったので、客を持っていない私にとってはかなりキツかった。ただ、キャバ1本のキャストが多かったため非常に可愛がってもらった。メイクのコツや接客方法を教えてもらったり、着なくなったドレスを貰ったり。ヘルプで付くと「この子に場内あげていい?」と言ってくれたり。常連客は遊び方を知っているスマートな人が多い。キャバ生活で一番お世話になったし、楽しかった店。ちなみに辞めた直後、やはり潰れた。

[選んだ理由]

①セット料金が相場より低め

(高級店は合わないため)

②店が大通りに面していた

(新宿は怖いイメージがあったので、きちんとしたビルのテナントを選んだ)

[辞めた理由]

①就活のため

②フリー客が絶望的に少なく指名が取れなかったため

(店自体に客が来ず、早仕舞いするときもあるほどだった)

*結論:箱が小さいところは客持ってないとムリ。 

【3】湯島C

場所:ドンキホーテから湯島駅の大通り

服装:ドレス

嬢層:22〜40歳 昼職との掛け持ち嬢多め。

在籍:30人程度(レギュラー10人程度)

客層:30〜50歳 フリー団体客中心。フリー:常連=8:2

[お店の詳細]

客の入りは良い。毎日指名客を連れてくるような子も少なく、それでも店が回ってしまうくらいフリーが多かった。団体客に対してはチームプレーが重要なので、女の子同士も連携。よくキッチン裏でお菓子食べたり喋ったりしていた。

途中で系列店が潰れ、そこの女の子達と一緒に働く事になり派閥ができたが、ボーイが嫌われ役をやる事でキャストをまとめていた。今思えば凄い。

[選んだ理由]

①場内指名料が低めに設定してあった

(安いほうが場内取りやすそう)

②雰囲気が合いそうだった

(団体客が多いため、ワイワイ系だよと言われていた)

[辞めた理由]

①就職したため

②服装がドレスからコスプレに変わったから

*結論:やっぱり見るべきは客の量と雰囲気

 【総論】

私がお店を辞めたのは、お店に不満があったというより辞めざるを得ない理由が他にあったからです。とはいえ、【1】【2】については「また機会があったらここで働こう」とは思えない。それは[辞めた理由]含め、色々な要因があるから。

「商品分析、市場分析、値段設定」と以前の記事で書きましたが、最終的に私は以下の様になりました。ちょっと長くなりますが、ご参考までに。

(1)商品分析:後輩営業〜ファン営業

ポジション的には「可愛い部下」。40〜50代のサラリーマンの話を聞きながら少し利発的な発言を交えて相づちを打つ。「君、意外と話分かるねえ」と言わせれば勝ち。4年制大学に通っている強みを押し出しました。また、ありきたりではありますが「学費の為にキャバやってます」はよく使いました。「卒業まで応援するね!」で指名GET。

(2)市場分析:ワイワイ団体系&インテリ

①(1)に基づき、狙うべきメイン層は40〜50代のサラリーマン。大手企業に勤めているとか弁護士だとか教授だとかが得意な層。捕まえたお客さんは色恋営業ではないので、会社の同僚などを連れて来てくれることも多い。

②若いインテリ系に対しては、知性とノリで対応。彼らは顔でキャバ嬢を選ぶ傾向もありますが、団体で来ている場合、1人くらい喋る奴を残しておいてくれる事も多い。そのポジションを狙って1対1にならずグループ巻き込んで話しかけました。

③逆にガテン系や同業は一番苦手な層。学歴に引かれるので、その際は言わず、色恋営業っぽく接客して1、2回で切る。ただこのタイプでも、どん底から努力で這い上がって来た客は頭の回転早いので、意外とイケたりもする。

(3)値段設定:中流店で差別化を図る

①セット価格は平均値を選びました。高級店の方が(2)で行ったターゲットが居そうな気もしますが、高級店だと(1)の商品分析結果が埋没してしまう。つまり私の商品価値は、中流店に居てこそ他の商品(キャスト)との差別化を図れると踏んだのです。まあ高級店は顔面スペックで受かるかどうか分からないし、ノルマも厳しそうだし、客も見る目超えてそうだし…

②大酒飲みでもないのでドリンクバックは普通でOK。指名料は安めだと助かる。その場のノリで入れてもらうには高過ぎると難しい。逆に、初回フリーと延長料金の値段にある程度差があっても大丈夫。(1)(2)から考えるに、お会計は部長とかがまとめて支払う。彼らは、部下が「延長したい」と言えば値段あんまり考えずにしちゃいます。友達同士や1人で来ている客だと、こうはいかないんですよね。

③私にとってもうひとつ重要だったのが「送りの代金」。基本は都内の別宅に帰っていましたが、たまに東京都外の実家に帰る必要がありました。23区外まで送りを出してくれるところはあまりありません。送りの料金が安く、なおかつ頼めば23区外まで行ってくれることも重要。

以上です。分析をきちんとして選んだ結果、【3】のお店は私にとってかなり居心地のいい職場となりました。その証拠にお給料も一番良かったのですが、それはまた次回。今回もかなり長くなりましたが、学生のなんちゃってキャバ嬢は参考にして頂ければと思います。

今時4年制大学のキャバ嬢も珍しくなくなった…とはいえ、まだまだ希少価値。そこを生かして、4年間でがっつり稼ぎましょうね!

 

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