なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

小悪魔ageha復刊。キャバ嬢は金髪が多いのか、「キャバキャバ」ランキングと女性誌表紙を比較してみた

春の嵐のため、定時で上がって颯爽とお部屋に引きこもろうと家路を急いでいましたが、レンタルビデオの期限が今日までだと言う事に気づき、途中下車。

そんなこんなで結局、隣の本屋で立ち読みを始めちゃって今に至ります。そこで、キャバ嬢のバイブル「小悪魔ageha」の復刊を知りました。

http://k-ageha.jp

「努力すれば誰でもキレイになれる!」が合い言葉の、この雑誌。

私が働いていたキャバクラは土地柄もあるかもしれませんが、キャバキャバしい女の子はあまり多くありませんでした。「素人」を売りにするキャバクラも増え、ナチュラル・すっぴんメイクがもてはやされる世の中。

それでも小悪魔agehaのモデルたちは明るい色に髪を染め、ナチュラルとは真逆を突っ走っています。その勢いは、方向性の違いで解散したバンドも真っ青なほど。

そこで「今でもキャバ嬢は派手なほうが売れるのか」を調べてみました。派手と言えば金髪…ということで、キャバクラ検索サイト「キャバキャバ」ランキング50位のキャバ嬢と、一般女性の流行に沿っているだろう女性誌表紙の39人のモデルたちの髪色を比較。

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やはり圧倒的に金髪率高し!ってそりゃそうだよね。グラフにするまでもなく分かるよね…だって一般企業の女の子、染めたくても金髪に出来ないもんね…

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そしてこちらが、ファッション雑誌の表紙を飾る、今をときめくモデルたちの髪色。ちなみに唯一の金髪モデルはローラさんでした。

しかし女を武器にするキャバ嬢の髪色が、一般的な男性にウケのいい黒髪or暗めの茶髪と真逆を行ってるというのは考えてみると非常に面白くあります。

今回、きゃばきゃばで「金髪」と私の目が認識したのは約15人でしたが、金髪に果てしなく近い茶髪を含めれば圧倒的に昼職ではアウトな髪色がマジョリティ。

やっぱりキャバクラに来るお客様は「非現実的で人工的な可愛さ・美しさ」を求めているんだろうな、と改めて実感。華美に装った人工的な美しさと現実離れした煌びやかさ。

そして多分、非現実的な世界を求めてキャバクラに来るお客様ほど、キャバクラでたくさんお金を使う。だからきゃばきゃばランキング50位は、私が働いていた庶民店よりも金髪率が高いのかも。あと金髪ってメンテナンスめちゃめちゃお金掛かるしね!

すっぴんが地味な私は、キャバ時代何度「キャバメイク」に助けられたことか。“ナチュラル”が求められないキャバクラの世界が言う「可愛いは作れる」はとても説得力があります。

小悪魔agehaは、これから隔月での発行。時代に流される要素が他に比べると少ないファッションジャンルが、これからどのように進化していくのか。今後とも目が離せません。