さて、私が20代になった時に現存していた秘宝館は3つ。以前紹介した熱海と嬉野、そして今回の鬼怒川。
そして3年が経過した今、現存するのは熱海のみ。鬼怒川秘宝殿は2014年12月31日に閉館。公式Twitterは一応まだ更新中で、写真などもアップされているのでURLを掲載しておきます。
閉館は老朽化が原因だそうですが、やはり財政難で修繕費用が捻出出来なかったのでしょう。鬼怒川温泉自体が寂れかけてしまったというのもありますが、秘宝殿の最寄駅は鬼怒川温泉から若干距離があります。温泉ブーム最盛期の時ならともかく、旅行者がお年寄りメインになってそうな場所で秘宝館は生きていけないよなあ。
文化的価値の高いものもありそうだし、国の援助までは厳しくても県とか市の文化遺産的な位置づけで補助できないのかなあ。秘宝館が無くなっていくのが凄い切ない…まあ、公的な資金を投入するまでして守るべきものかと言われれば、目をそらして愛想笑いするしか無いけどね!
(下野国風俗資料館とか言われると、一瞬「真面目?」とか思っちゃうけど…)
どうすれば、海外のエロティックミュージアムのように観光地化できるんだろう。やっぱり歌舞伎町に縦に長いビルを借りて、キャバ嬢とホストの同伴場所にすればいいのか。それも含めJapanese Night sigh seenということで。ロボットレストラン的な位置になれたら素晴らしいんだけど。
日本の秘宝館の運営コストが掛かるのは、メインが「展示」ではないから。「大人の遊園地」というのはまさにその通りで、無駄にクオリティの高い等身大の機械仕掛け人形が鑑賞の目玉。そりゃメンテナンス費用賄えないわ…
後がまは渋谷に有るバイブバーでしょうか。維持費がそれほど掛からず、物販もそれなりに儲かりそう。まだ行った事無いんですよね。この形式で「遊園地」から「バー」へと、展示物だけではなくスペースも小箱化していくことが予想されます。
大掛かりであればあるほど馬鹿らしく面白かった、独特の空間「秘宝館」。
消え行く時代に想いを馳せ、「秘宝館を巡る」を締めくくりたいと思います。
さらば秘宝館、また会う日まで…!
値段:★★☆☆☆(それなり)
距離:★★☆☆☆(ちょっと不便)
見応:★★★☆☆(展示数も多め、全体的に網羅している)
エロ:★★☆☆☆(他の秘宝殿よりもテンション高め)
次回は、新卒として就職活動していた頃のエロ面白企業について書いていきますよ★
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