なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

出会い系喫茶ルポ(2008年)JK(女子高校生)としての出会い系喫茶バージン

今回は出会い系喫茶の体験談を書きたいと思います。

初めて訪れたのは、高校2年生の時。出会い系喫茶の全盛期、2008年でした。

その頃はまだ、高校生も入場できていた時期。 「女子高校生が居ます!」ってのを売りにしていたお店も多く、そういう意味では 出会い系喫茶の一部は、今問題になっているJKリフレやJKお散歩のはしりと言えるかもしれません。

※JK産業は、援助交際からの流れとも言えなくもありません。 しかし援助交際の場合、基本的に個人間の取引なので、出会い系喫茶など(形式上)第三者が介入する産業とは区別したほうが良さそうです。

ちなみに私が始めていった出会い系喫茶は、女性の待機スペースが「高校生」「それ以外」で分かれれていました。今思えば、凄い時代です。

きっかけは、池袋で配っていたティッシュ。

漫画喫茶の宣伝ティッシュかと思いきや、「女性無料」という文字が。 私の記憶が正しければ、異性との出会い的なことは全く書かれていませんでした。

怪しいなーと思って、サイトで検索すると… 男性側のページと女性側のページがわかれており、男性側のページを見て経営モデルの謎が解けたわけです。

好奇心が無駄に旺盛だった私は、どうしても行ってみたくなりました。しかし当時は門限があったため、夜は外出できない。ちょうど5月の半ば、試験期間のため学校が午前終わりだったので、平日の真っ昼間に行くことに。

テスト後、埼玉の片田舎から1時間半かけて池袋まで行き、出会い系喫茶が入っているビルに着きました。とりあえず、どういう人が出入りしているのか見てから入ろうと思い、向かいのビルに身を隠します。

30分くらいでスーツ姿の中年男性3人が入り、制服姿の女子高生と中年男性が1組出て行きました。

とりあえずヤの付く自営業的な人は(少なくても客には)いなさそうな感じだったので、覚悟を決めて入店。ドアを開けるまでの緊張感は半端無かったです。

翌日に控えていた中間テストを考えるよりももっとドキドキ。

しかし中に入ってしまえばなんてことありませんでした。

奥の部屋には女子高生が平和にくつろいでいるし、受付のお兄さんはコンビニの店員よりよっぽど愛想がいい。 年齢確認のため学生証のコピーを取られ、簡単な説明を受けます。

「ここがトークスペースね。指名されたらここで話すことになるから。連絡先とかは教えちゃダメだよ。触られそうになったらすぐにベルで呼んでね。」

ちなみに連絡先を交換しちゃいけないのは、トークルームでそれをされると女の子と男性客とが店外で待ち合わせしてしまい「外出料」が取れなくなるからです。

トークスペースは、インスタント照明写真の機会くらいの広さ。カーテンで仕切られ、中は2人座ったらギリギリ。それが左右5カ所ずつ、並んでいます。

女の子の待機スペースは半円のような形。

カーブを描いている方が鏡(マジックミラー)になっていて、壁側に漫画やお菓子が並べてありました。 適当に漫画を広げながら、横目で他の女子高生を観察。

友達と来ている女子高生も多く、会話から推測するに全日制の高校生が半分、残りは通信制定時制という感触。 間違いなく、私が一番地味でした… が、ここでご指名が。

待機してから15分くらいのことでした。

一通り出会い系喫茶の体験をしておきたかったので、指名は非常に嬉しかったです。 世の中には地味系JKを好む人が居るんだなあ…先に例のトークスペースに入り、男性が入ってくるのを待ちました。

どうせくたびれた外回りのおじさんだだろうなあと思いながら、ところで何話せばいいんだろうと悩んでいると人が入ってきました。 笑顔を作って顔を上げてびっくり。

(こいつ記者かな、学生かな。うーん、The★出会い系喫茶!っていう感じが良かったんだけどなあ…)

だって若くてイケメンだったんです。JOYの鼻を半分潰したような顔で、サーファーっぽい雰囲気。 私の中の、出会い系喫茶を利用している像とはかけ離れ過ぎていました。

「大学生ですか?」 とりあえず聞いてみる。

案の定、 「そうなんですよ、今日授業無かったんで。」と返ってきました。まあ実際は嘘で26歳の社会人だったけど、大学生と言われて納得してしまうくらい「俺モテるけど暇だからこういうとこ来てみました☆」ってオーラ出してました。

10分のトーク時間が終わり、「もうちょっと話したいしお茶しよう!」ということで 見事「カップル成立」。

彼は外出料を払い、二人で街に出ます。近くのドトールで、本当にお茶だけしました。ホテルやカラオケに行こうって話は一言も出ませんでした。通常女の子に渡す事になっている「タクシー代(という名目のお小遣い的なもの)」も貰っていません。

後から考えると、私がうぶ過ぎて誘えなかったんだと思います。当時はリアル処女でしたし。 この日はちゃんと門限(20:00)までに帰りました。

ということで記事にもならないような私の出会い系喫茶バージンはこれでおわり。痛い思いをしなくて良かったです。

ちなみにこの時に出会ったイケメンとは、何回かデートしました。 ディズニーとかお台場とか、Hどころかキスもしない中学生の仲良しデートでした。 最終的に「イメージがちがう」って言われてフラれ(?)ました。

一体私は何を求められていたのか、未だに分かりません。地味なJKが実は淫乱だった的なこと?そのうち本性出すと思ってたのかな?ごめん何度も言うけどリアル処女だったんだわ…

あまりにも普通にイケメンと「出会って」しまった出会い喫茶初体験になってしまったので「面白くない!」と後日再チャレンジしようとしたら… 朝のテレビで、その店が大々的に摘発されているニュースが流れていました。

私が行った日からわずか1週間後のことでした。 行く時期を間違えていたら、私も保護(当時は補導ではなかったと記憶しています)されていたんでしょうか…危ない危ない。

それから受験勉強が始まったので、2回目以降の体験談は大学生になってからです。

その話はまた次回。