なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

女子アナ内定取消問題がおかしな方向に進んでいるので突っ込ませてください

ブログでも書いた、女子アナ内定取り消し問題。

NEVERまとめで引用されたおかげでサイト数が飛躍的に伸びました。

ニュースが大々的に報道されてからしばらく経ちましたが、どうも気になる事があるので備忘録的に書きたいと思います。

ここに来て最近、キャバ嬢(ホステス)経験者による「取り消しになるのは当たり前。水商売はそういう仕事です」という意見をちらほら見かける様になりました。

内容としては、ざっくり言えば「水商売は綺麗ごと言っても水商売。甘い気持ちのアルバイト感覚で夜の世界で働いた女学生には非がある」。

元当事者がそう言うからこそ説得力があり意外性を突いた主張がウケています。

 

でも、そんな主張をする元・夜のオンナにお伝えしたい。

論点、そこじゃないから。 

確かに1つの話題に対して何を基軸に意見を述べるかは自由。 だけど、この女子アナ内定取消問題を語るには最低限、議論を「内定取消」まで持っていくべきです。

「水商売やってたから内定出しません」と「水商売やってたから内定を取り消します」は似て全く非なるもの。

水商売をやっていた女性を雇いたくないなら、内定を出す前に候補者の身辺調査をするとか、「水商売をした経験はありますか」と面接で聞くとか、「働いた事はありませんし今後も働きません」と誓約書を書かせるとか、色々手はありました。

それを踏まえてもなお、「ホステスをやっていたことは内定の取消事由になる」と言うのであれば相当自分の仕事を貶めている事に気づいて欲しい。

貴方がプライド持ってやっていた銀座での過去は、逮捕歴と同レベルってことになりますよ。

繰り返しますがあくまでも主な論点は「内定取消」。

アナウンサーに清廉性が求められるのか否かとか、キャバ嬢だから採用しない(なぜか内定取消という文言が消えて「採用しない」という言葉に置き換えられているブログもある。適当過ぎ)のは職業差別だとかは子課題でしかない。

ホステスが水商売だとか陽の当たる職業ではないとかどうでもいいんです。

親課題は、内定を取消す理由として「ホステスの仕事歴を隠していた」というものが認められるかなんです。それだけ。

※「内々定」なのか「内定」なのか事案的に微妙ですが、この辺は次回の裁判を待たないと正確な事は言えないので、一般的な報道に準じて「内定」とします。 

水商売やっていましたという女性が、この裁判と絡めて自分の仕事観を話すのはいやらしさを感じて仕方がありません。

夜に生きる覚悟で必死に働いてきた自分の過去を「他の職業とは違うのよ」と特別視するために、この話題を利用している気がしてならないのです。

残念ながら、もう夜の仕事をしている人の多くは「特別な人たち」でもなんでもなくなってしまいました。

今時、4年制大学に通うキャバ嬢なんてざらに居るし、電通OL事件の彼女みたいな女性も少なくないでしょう。

 ありふれちゃったからと言って今度は、「本気で夜の世界やってきました!だからこそ自分の仕事がどういうものかわかってます。カタギの仕事じゃないって自覚しても誇りをもってやってました!」とアピールするのはちょっと痛い。

しかも現役ホステスじゃなくて「元」ホステスにそういう主張をする人が多いのが何とも言えないほろ苦さ…

つまりさ、なに自分を特別視しちゃてんの!キャバ嬢経験者なんて肩書き、そこらへんにゴロゴロいるからー!ってことであります。

私が言えた事ではないんですが。

 

さて今夜はヒートアップしちゃいました。明日は花の金曜日。忘年会シーズンも近いし、飲んで色々忘れましょう! 

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