本日開講「今夜の風営法」第一回!
皆さん、風営法っていうと、どんなトピックスを思い浮かべますか?最近では相次ぐクラブの摘発でしょうか。
去年は関西がめちゃめちゃ摘発くらっていたので、今年は関東が狙い撃ちにされるとの予想だそうで。東京オリンピック開催も決定したしね。
「ダンスクラブは踊るところ。踊ることを他の(性)風俗店と同じ法律で扱うのは無理がある。時代錯誤だって言われても仕方はない。はやくダンスを風営法の対象から除外すべき」
こう言うのは簡単ですが、では実際にそうしたらどういう問題が起こるのか、朝日新聞デジタルが非常に良い記事を書いていました。(20131017朝日新聞デジタル)
以下、抜粋と反論を書いていきます。
○風営法から「ダンス」を取り除いた場合の弊害 (以下、朝日新聞記事抜粋)
(1)人的欠格事由により現在は暴力団関係者は営業できないことになっているが、そういう者も営業する可能性が出てくる
➡どんな事業でも言える事であり、別段問題視するところではない
(2)構造設備が規制されているが、そういうものがなくなった場合、個室化したり、密室化したりして、そこで男女間の性的な問題が出てくる可能性もある。
➡クラブ独自の規制を策定すれば良い。そもそも風俗店と同様の規制というのがムリな話である。
(3)地域規制がなくなり、学校や病院の近隣にもそういう施設ができてしまう。
➡クラブ独自の規制を策定し、立地制限をかければ良い。
(4)時間規制がなくなって深夜営業が認められ、騒音や震動の問題が起きる。
➡クラブ独自の規制を策定し、営業時間規制をすれば良い。
(5)年齢制限撤廃で年少者が自由に出入りできる。
➡クラブ独自の規制を策定し、年齢制限を設定すれば良い。
風営法の対象からダンスを外して、ダンスクラブ、バー、カラオケ、インターネットカフェ(左から順に性的な色合いが強いイメージ…)あたりで別の法律作ればいいんじゃない?
で、ダンスクラブ以外の「ダンス」(社交ダンスやダンスサークルその他)に関しては特に規定しない。
言いたいことは主に1つ。
騒音が原因なら、騒音被害で取り締まればいい。
ドラッグやってるならそれで取り締まればいい。
ダンスそのものが法律の規制対象になっているのはオカシイ。
クラブでいい雰囲気になった人にクラブの中で胸揉まれたりホテルのお誘いを受けたことはあるけど、ドラッグはありません。性的な問題については法律に触れなきゃ個人の自由。
ついでに、風紀の乱れだとか青少年の健全な健康うんたらと言っているんなら小中高の性教育の内容の薄さをどうにかしろよ!
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