なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

鴬谷が“性”死さまよう街になる?ラブホテルの跡地に遺体安置施設や斎場を建設。それ、意外とアリかもしれません。

2011年1月の法改正でラブホテルが潰れる、という説が流れて早4年。実際のところ減っているかどうかはいざ知らず、オリンピックの影響で規制が厳しくなれば、デリヘル利用者に頼っている鴬谷あたりはホテル経営が難しくなるかもしれません。

そんな中、葬儀社に勤める友人から面白い話を入手しました。大阪に、ラブホテルを改装して遺体安置施設を経営している企業があるそうなんです。

(実際調べてみたら、同じ住所でラブホテルの名前がヒットしました)

遺体安置施設とは、亡くなった人をお葬式までの間一時的に預かる場所のこと。昔は家で亡くなり、そのまま亡くなった人にはお葬式まで家で眠っていて貰うというのが通常でした。しかし近年、病院などで亡くなるケースが増加。病院で亡くなった場合は、病床数や他の入院患者の精神衛生上なるべく早く退院するように言われます。また、広い家ならともかく核家族化が進んだ状況では、亡くなった人を寝かせるスペースが無いことも。さらに以前新聞やニュースにもなりましたが、高齢化社会における死亡者数の急激な増加に火葬場の稼働が追いついていない現状もあります。

そのため、「遺体安置施設」という場所の需要が伸びているということらしいのです。

ラブホテルと遺体安置施設。ぱっと見両極端にある施設のような気がしますが、よくよく考えてみると、両者の違いって「寝る人が生きてるか死んでるか」だけなのかもしれません。まあ亡くなった方の死を悼む場なので、興奮を煽るラブホテルの色調は変えなくてはなりませんが…

遺体安置施設は、倉庫業の認可が必要なくらいで法的規制がまだあまりないようです。違法ラブホテルは、鞍替えするのもありかもしれません。ただし、人の死にまつわる仕事は責任も重大ですし、ノウハウや心構えも必要です。実務はその道に詳しい人に任せ、賃貸収入を得るのがオーナーとしては得策でしょうね。

ということで。もしかしたら将来鴬谷は、北口を出ると右は「生(性)」、左は「死」のホテルが連なる不思議な街になるかもしれません。

この間大学時代の先輩と鴬谷を歩いていたら、急に「このホテル街に今、どのくらいのカップルが居るか計算せよ」というフェルミ推定的なことをやらされ「そういえばラブホテルって経営大丈夫なのかしら…」というところから思い出した話でした。

 

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