なんちゃってキャバ嬢(卒業)

徒然なるままに、アングラ・性にむかひて。キャバは卒業しました

祝・同性婚届出。渋谷区よく頑張りました。「TravelTheProblem セクシャルマイノリティと同性婚を考える!夜の結婚式場&夜の新宿2丁目ツアー」に参加して来たよ

「学びある旅」を提供している「TravelTheProblem」で募集していたセクシャルマイノリティ同性婚を考える!夜の結婚式場&夜の新宿2丁目ツアー」に参加して来ました。

平日午後18:50みなとみらい駅集合ということで、終業後ダッシュ。

会場は横浜中華街から歩いて3分のザ・クラブ・オブ・コースト。(戸籍上)同性同士の結婚式を執り行った結婚式場です。今回は、実際に式を担当したブライダルスタッフからお話を聞くことができました。

同性婚を行うにあたり、気をつけたことがとても勉強になったのでまずはご紹介。

・化粧室/着替えスペース

「誰でもトイレ」形式を取り、周囲の目が気にならない様に配慮。着替えスペースも動揺に個室にした。

・席次表

通常席次表には本名が載るが、招待客の中には周囲に本名を公表したくない人も多い。そのため、すべてあだ名の記載にした。

・言葉

「新郎新婦」など。今回は「新郎新婦」として扱われたいという要望があった。しかし「新郎」(FtMの方側)のご両親にとっては「娘」である。「新郎のお父様」とは呼べないため、入念に打ち合わせをして呼び名を決めた。

 よくよく考えてみれば、これらは結婚式という特殊な環境に限らず、毎日発生しうること。日頃私達が気づかないところで、LGBTsの方々は精神をすり減らしていることが分かります。

今回執り行ったのは、女性(出生時の性と性自認が女性)とFtM(出生児の性が女性・性自認が男性)のカップル。最初の気持ちはどうだったか、結婚式場スタッフ内での反発は無かったのか、という質問がされます。

「100組居れば100組違った結婚式になります。それは男女でも同性でも同じ。いちプランナーとして、ふたりが幸せになってくれれば良いなあという気持ちが一番でした」

担当プランナーの方が笑顔で答えます。

「全員がウェルカム。オフィス内でも反発も全くありませんでした。初めてのことだったので一瞬、対応できるのかなという不安はありましたがそれだけです。だって断る理由がありませんから」

スタッフの方の言葉や表情から、この結婚式場の理念や想いが伝わって来ました。

「結婚式を行う事で、その先の人生を本当に豊かにしたい。それは異性間でも同性間でも変わりません」。

繰り返し使われるその言葉が、印象的でした。

 

日本では同性同士の結婚(婚姻)が認められていません。だからこそ、同性カップルにとって、結婚式はひとつのけじめ。「カップル」ではなく「パートナー」として、一生を共にする覚悟が出来るそうです。

宝塚ジェンヌ同士のディズニーランド結婚式がTwitterなどで話題になってから丁度1年。渋谷区では同性婚証明書の発行が開始され、市場最大手の「ゼクシィ」や口コミサイト「みんなのウェディング」なども特集企画を設け始めました。

時代は確実に変わりつつあります。LGBTsがますます認知され理解され、応援される時代は近付いています。

久しぶりに明るい気持ちになれるお話でした。

 とはいえまだまだ問題は山積み。

次回は同性婚をテーマに、日本の法律と問題点を書いていきます。

 

⬇️今回の会場

⬇️今回のイベント主催団体

⬇️今回のイベントの掲載先