久しぶりに映画を見に行く事になりました。ちょっと過激な女子たちに評判の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」。facebookでの予告編シェアで私は知りましたが、会社の人にも「あの映画、絶対おまえ好きそう」と言われており、気になっていました。
ぱっと見ただのシンデレラストーリーですが、アブノーマルな禁断の世界の香りがして確かに心惹かれるものがあります。
以下、盛大なネタバレ注意。
見終わってからの第一声。
「モザイク職人、仕事してなさ過ぎ」
この映画、日本ではR15で公開されており、局部にはモザイクが掛けられています。しかしその雑さと言ったら!モザイクがモザイクではなく基本黒い●だし、●が大き過ぎて主人公の顔が見えなかったり、かと思えばただのぼかしだけだったり、挙げ句モザイクの忘れてたのかアンダーヘア見えてたり。
私は就職活動で某大手AV会社を受けており、AVにモザイクをかける仕事がどれだけ緻密で大変なものかを聞きました。比較すると、どれだけAVのモザイクが「販売できる且つエロの妨げにならない」ギリギリのラインを攻めているかわかります。いやーひどかった。※ちなみに2/25から一部映画館でR18バージョンも公開予定とのこと。
あと、たいしてSM色が無い。男性側は一応Sですが、最初は目隠しや軽い鞭でのソフトSM。ラストシーンで本気の叩きが見られますが、主人公の女性がガチ切れして終了。
いやいや、Mが切れて映画終わるとかSM成立してないよね?それただの暴行だよね?
暴行に振り切るなら振り切るで、猟奇的なことに性的快楽を感じるとかっていう設定にすれば良かったのに。SMって、Mが喜んでないと成り立たないと思うんですが。そんな半端な性癖で「僕の嗜好は人と違う…」とか思い詰めた表情で言われても。先週、付き合ってる彼氏から「おしっこしてるところ見せて」と言われた友人は鼻で笑ってましたよ。
ついでに「契約書」が話題になった本作品ですが、結局このひとたち契約結んでないし。
この映画が海外でヒットした(とされている)のは、主に女性をターゲットにした「美しいSEX」映像が珍しかったからなのでしょうか。日本は雑誌を買うともれなく付いてくるレベルで女性向けAVが手に入るから、いまいちよくわかりません。正直、壇蜜主演の「私の奴隷になりなさい」のほうが良かった。日本的なエロティックさもあるし、絶対海外でもウケると思う…
とりあえずブラック女子会では、今度ドン・キホーテに行って目隠し買おう、という結論に落ち着きました。
てことで、見るなら「私の奴隷になりなさい」で。
追記:そうか、マミーポルノか…
⬇️同じハーレクイン臭がするドラマ「セカンドラブ」は金曜絶賛放映中☆
⬇️もれなく女性向けAVが付いてくる、例の雑誌。
⬇️性癖に苦悩するなら、このくらいは行っとかないと。